特許で活性頭脳を作る

「いいアイディアが浮かんだんだけどなぁ……。でもまだ具体化されてないしなぁ……」と考える時がありますか。

なかなか具体化されず、ずっとそのままになってしまい、「そういえば、昔そんなこと考えてたなぁ」みたいに終わってしまう……。

アイディアというのは一人で考えていると堂々巡りになります。

しかし、話し相手がいるとアイディアはスムーズに出て来たりします。人と話をするというのは大事なことなんです。

発想段階のアイディアというのは、何をしたいのかというのが必ずしも明確になっていない場合もあります。

大切なのは「目的」です。そのアイディアで何をしたいのか、どういうお客様に提案したいのか、どんな便利さを提案したいのか、と考えます。

そうして具体化されて来たものをもう一度検証します。そのアイディアでビジネスをするのだとしたら、誰がお客様になるのか? お客様に提案する価値って何? どういう売り方をするべき? その中でこのアイディアは本当に役に立つの? 実現性が高いのはどれなのか…?

そのアイディアを具体的に検証して行くわけです。

自分の会社で作れるのか。外注するのか。お客様はどこにいるのか。

頭がどんどん活性化され、どんどん発展して行きます。

私たちは「聞き上手」なのではなく、「聞き出し上手」でなければなりません。

一つできたアイディアを検討していると、「これだったらもっとこっちの考えのほうがいいかな」「全然違うこっちでもいいかな」と、その発展の中に「広がり」という要素もあるんです。

そうして発展したアイディアの中から実現の可能性が高いものを具体的に検証していきます。

ユーザーの皆さんにどんなに役立つのか、どんな便利さを提供することになるのか、もっとも実現可能性が高いものは何だろうか、と。

そういうものを検証して行く中でもやはりアイディアはどんどん具体化されていきます。

頭がものすごく働いていくんですね。

ここまで来ると「自分の考えていたことはそういうことだったのか…!」となり、自分から積極的にどんどんアイディアが出て来るようになります。

「特許」とはやはり「技術」がテーマなので、最後の方になってくるとその技術的な概念というものを決めていかなければなりません。

「アイディアだけ」ではダメなのです。

製品として設計図とかまで具体化されてなくても良いのですが、ロジックを明確にするという意味での「図面」というのが必要になります。

そしてそのまとめの段階でもどんどん頭脳が発展していきます。

次に、まとめられた技術的概念の特許性を検討します。

それが特許になるかならないか、ということを判断するわけです。

特許性があると判断されたものを特許にまとめていきます。図面を描き、文章を書き、という作業です。

発送段階にあるアイディアをこのように特許にまとめるということは、「やりたかったのはこれだったのか」と明確になり、今まで漠然としていたものが見えるようになります。『見える化』です。

アイディアは頭の中にあるだけでは絶対に発展しないんです。一度、外に出さなければ。

設計図を描いたり、見本を作ったり、試作品を作ったり。

人間の頭というのは、「見える化」されたものとキャッチボールを始めるんです。

ここまでのプロセスでアイディアはかなり具体化されているので、かなり正確にキャッチボールできるようになります。

キャッチボールが始まるとどんどん技術が発展します。キャッチボールが始まったらシメたものです。より良いアイディアが出て来るからです。

「見える化」されたものとのキャッチボールの中でさらに発展させて、最終的にそれを特許にまとめるんです。

漠然として忘れてしまうようなアイディアも、頭の中にしまっておくのではなく、外へ出してください。

特許事務所というのはまた違った角度でものを見ることができるので、発明者の皆様の目を開かせるということが多々あります。

ですから、まだ発送段階にあるアイディアでも絶対に捨てないでください……。

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