自分の会社は「儲かる会社」なのかを判別する 〜前編〜

会社というのは大概、顧客に対して自社サービスを通して満足を提供することが役割です。その満足感達成の手段を生み出すことがすなわち商品開発ということになります。

ここで重要となるのが、「開発の形態」です。

特に、問題解決型の開発と問題発見型の開発では、大きな違いがあります。問題解決型の開発は、他人から開発テーマをもらってそのテーマの解決だけに努力するようなタイプの開発です。

一方、問題発見型の開発とは、自ら開発テーマを見つけ、それを自ら解決するタイプの開発です。

これらを4つの開発形態に分類することができます。そのうちの一つは……

 

請負型開発

請負型の開発とは、受注形態の事業をやっている会社が、お客様から具体的なテーマをもらって開発するタイプのものです。開発テーマだけでなく、商品のイメージまでも提案されることがあります。

このタイプの開発は、まず、儲からないでしょう。お客様から見れば、このタイプの会社はあくまでも下請けです。下請け会社に高い費用を払うはずがありません。

しかし、日本では請負型の開発をしている会社がとても多く、このタイプの会社が、最も苦労しています。

 

発明力や問題解決能力に長けていても儲からない?

特許とは本来、設けるためにあります。しかし、事業形態が本質的に儲けにならないのであれば、高収益体質に変えることは難しいでしょう。どれだけ発明力・問題解決能力に長けていたとしても、どれだけ多くの特許を出願・取得できたとしても、です。

この請負型開発、特に商品イメージまでも提案されている開発について特許を取る場合には、何のために特許を取るのかをよほど考えなければなりません。

この種の開発では、お客様に首根っこを押さえられていることが多いので、結果として、お客様との共同出願を強いられたりします。挙げ句の果てに、開発商品を、他社に売ってはいけないなどと足かせをはめられたりします。

このタイプの企業が特許を使って儲けるというのは至難のワザ。ところが、こういう会社の人ほど、特許を取れば自動的に儲かると思っていたりします。

特許は販売保障ではありません。儲かる商品に特許を取るからこそ、儲けにつながるのです。この点を勘違いしてはいけないのです。

また、請負型開発は、お客様から注文があってからスタートします。注文をもらう以前から開発を計画的に進めることはできません。

そのため、特許出願も、計画を立ててどうのというわけにはいかないのです。どうしてもその場その場で出願するかどうかを決めざるを得ないのです。

 

自社の開発力を「儲け」につなげる事業形態

どんな商品を生み出すにしても、請負型開発をし続けていてはいつまでも儲からないとすれば、どのような開発形態なら儲かる会社になるのでしょうか。

それが、他の3つの形態です。

  • 提案型開発
  • 改良型開発
  • 創造型開発

それぞれの開発形態の詳細及び注意点については、後編の記事をお楽しみください。

 

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