下の図のようにホースに目盛りをつけた場合、これが特許になるでしょうか。
ホームセンターなどで、例えばホースを購入する際、必要な長さを測ってカットしてもらうことってありますよね?
それぞれの目盛りを「ホースの長さを示す」に過ぎないものであると考えるなら、特許取得は難しことでしょう。
では、特許取得を可能にするには、どんな考え方・とらえ方をすれば良いのでしょうか?
答え:「販売量管理、在庫管理を容易にする」という視点を加える
この案件は、必要な長さが簡単に分かることに加えて、「販売総量と残量を一目で解るようにし、販売量管理、在庫管理を容易にする」という視点を加えることで、海外で特許を取得することができました。
目的と達成という視点で特許を取ったということですね。
「ホースに目盛りをつけただけ」などと、初めから決めつけてはいけません。
その目盛りがないと「どんな不便があった」のか、目盛りを付けることで「どんなメリットが生じた」のか、ということをじっくり考えることで、一見、単純な発明でも、特許取得ができるわけです。
このホースは、そのとてもいい例です。
発明はとらえ方次第で、特許になる!