特許権と会社の成長に潜む怖さ

「XX社の業績はあと5年間安泰」

なんて記事が経済新聞の株の欄などに書かれていたりするのを目にすることがあるかもしれません。

そこで堂々と謳われているのが、「特許権があるから」というもの。

これからの5年間に、特許権を侵害する者が出て来ないことを前提にしているわけです。特許の塀のすごさがよくわかる例です。

その特許のおかげで商品を独占できるというメリットを最大限に活かせば、それこそ大型商品が育ちます。

その商品が大型化するということは、会社の人や経費がその売り上げを前提にしながら増えて行きます。

しかし、特許権は20年で満期切れ(「特許制度のアメとムチ。20年のアメがご褒美」も参照してください)。

怖いのは、特許が切れた瞬間に競争条件が一気に過酷になることです。当然のこととして、売り上げも利益も落ちます。

そうなると、独占販売を頼りに人も経費も増やしてきた会社は、ひとたまりもない。

特許権が20年で消滅することはわかっているわけですから、その後の対策をしっかりとしておかなければなりません。

「大型商品を独占できている≠いつまでも勝ち続ける」

自由競争になることを一番望んでいるのが、大手のライバルだったりします。

そうならないためにも、特許の塀を厚く高くするとか、関連商品につなげるなど、いろいろな戦略を練っていく必要があります。

つまり、独占できるという「ご褒美」を頂いている間こそ、次の製品戦略を実現するための開発期間なんです。

 

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