知的財産とは、特許や商標だけでなく、技術者の頭脳、社内に蓄積された技術力及び企業文化の全てを言います。
このような知的財産の蓄積を怠った会社は、非常に苦労することになります。
現状の商品に行き詰ってどうにもならない状況の中で、次の解決策が見いだせなくなるからです。
そんなとき、会社が、今はおとなしくしていずれ景気が良くなるのを待つ、といった姿勢を取ると大変です。
なぜなら、いずれ景気が良くなるという神風は吹かないからです。
これからは、同じ景気の風でも、会社によって良い方向に吹いたり、悪い方向に吹いたりします。
いつも知的財産の蓄積を怠らない会社は、現在のような状況にあっても、必ず解決策を見つけます。
何かあったときにすぐ効くような即効薬はありません。
常日頃からの、知的財産の蓄積が必須です。
ただし、そのためには、自社の知的財産とは何かをしっかりと把握しておく必要があります。