開発には、二通りのタイプの技術者が求められる

将来のテーマに対してほとんどの人は、仮説でものごとを考えます。
しかし、一概に仮説で考えると言っても、人によってその考え方が違ってきます。

自分の頭の中にべっとりと貼りついている既成概念や固定概念にとらわれる人、自由な発想のもとで考えられる人とがいます。

しかし、将来は誰も正確に予測できないので、人は、ややもすると過去にとらわれてものごとを考えがちです。
これが既成概念や固定概念にとらわれる要因です。

開発には、二通りのタイプの技術者が求められます。

第1のタイプの人は、過去にとらわれずに、自由に発想ができるタイプの人です。
第2のタイプの人は、過去の問題を良く知っていて、第1のタイプの人が考えた発明の問題点を、過去の経験からチェックし、発明の問題を一つひとつ解決していくことを得意とするタイプの人です。

第2のタイプの人は、さらに二つに分けられます。

一つは、過去の経験にとらわれて、新しい発明を認めようとしない人です。
もう一つは、新しい発明を認めながら、過去の経験を活用できる人です。
第2のタイプの人で、新しい発明を認めようとしない人は、発明のこわし屋になります。
このタイプが全体の半分以上を占めます。
なぜなら、こういうタイプの人は、新しい発明を認めると自分が否定されるように思うからです。

一方、新しい発明を認めながら過去の経験を生かそうとするタイプの人には、人間的な大きさがなければできません。
そのために、全体からすると非常に少なくなってしまいます。

しかし、いずれにしても開発を成功させるためには、第1のタイプの技術者と人間的に大きい第2のタイプの技術者とを必要とします。

自由な発想ができる第1のタイプの技術者は、自分が第2のタイプの技術者になるか、あるいは数少ない人間的に大きい第2のタイプの技術者を探し出すかしなければなりません。

人間的に大きな第2のタイプの技術者を探すのが面倒だと思う技術者は、努力して自分が第2のタイプの技術者になるのが手っ取り早いと思います。

 

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