テーマ設定の善し悪しで開発成果が違ってくる

今、自分たちが進もうとする方向をどのように設定するかによって成果が全く違ってきます。

その典型が、商品開発です。

例えば、トランジスターを開発したショックレーが次のようなことを言っています。
「自分がトランジスターを発明できたのは、ラッキーと上司が適切なテーマ設定をしてくれたからだ」と言っています。

そして、ショックレーの上司であるマービンケリーは、ショックレーに対して次のようなことを言ったそうです。
「この広いアメリカのはじっこ同士の人が電話しているとき、すぐ隣の人と電話しているようによく聞こえる電話システムを開発したい。ひいては、現状の真空管ではもうだめだ。全く新しい概念の増幅器を開発してくれ!」

ショックレーは、このマービンケリーの示唆が、トランジスターを開発するのに大変役に立ったと言うことを自伝ではっきり言っています。

ショックレーが役に立ったと言っているのは、先ず、用途がはっきり示されたことと、既存の真空管を全面否定してくれたことだそうです。
もし、既存の真空管を全面否定してくれなかったら、多分、真空管の研究から始めたであろう。
そうなれば、トランジスターみたいに、全く新しい概念の増幅器などとても開発できなかったと思う、と言っています。

ショックレーのような天才に近い技術者でも、テーマ設定が大切であると言っています。
我々凡人は、もっともっとテーマを大切にすべきだと思います。

これは、何も技術開発に限りません。通常のビジネスの中でもきわめて重要なことです。

 

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