法律は頑固者 頑固な法律を扱うコツ

物事が変化していくときに、ものによって変化の速度に差があります。

例えば、お金と情報は、瞬時に世界にいきわたります。
そのために、その変化の速度は一番早くなります。
例えば、円の為替レートなどが典型です。

お金や情報の次に変わりやすいのがモノです。
モノが人に届くのは、一週間くらいかかかるでしょうか。
人から人へモノが届いていけば、その過程でどんどん変化していきます。

法律はどうでしょうか。
法律は、人の意識が固定してできた制度です。
法律は、過去の体験を基に作られます。
例えば、窃盗罪です。
モノを盗む人がいない時代には、窃盗罪などありません。
あるとき、誰かが、他人のモノを盗んだとします。
窃盗は悪いことだという意識が社会に固定化したとき、窃盗罪という罰則が作られます。

このことからも分かるように、
法律は、いつも社会の変化に遅れて制定されるものです。
言い換えると、人の意識が固定化しなければ、法律は制定されたり改正されたりしません。
法律は変化に対して非常に頑固です。
社会の変化に対して頑固者の法律を扱うときに注意しなければならないことは、「前例がないので分かりません」と言ったり、何事も「法律」のせいにすることです。

そこには「自分」がいません。
自分を見失ってしまうと、創造性が発揮されなくなります。
法律を扱うときも、創造性を失ってはいけません。
創造性を失わないためには、「自分は、今、何のために法律を問題にしているのか」という観点を忘れないことです。

例えば、特許法です。
企業人が特許法を問題にするときには、企業の利益を確保するという大命題があります。
この大命題を常に忘れずに特許法に接すべきです。
特許法を扱う人が自己を見失って、法律ばかりを前面に押し出してしまうと、社内で孤立してしまいます。
孤立してしまうと、特許法が専門家のオモチャになってしまいます。

法律をオモチャにしてはいけません。

 

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