模倣品「真似されやすい順序」

最近は、外国から安い模倣品が洪水のように入ってきます。

これに対抗するために企業は製品の差別化に努力していると思いますが、その際には真似されやすい順序を知っていると効率的です。

真似されやすい順序は次の通りです。

① 情報
② 物
③ 特許
④ ノウハウ
⑤ 人の考え・能力
⑥ 企業文化

①②③は、真似されやすい分類に入ります。

①の「情報」はあっという間に伝播し、すぐに真似されてしまいますし、②の「物」はそれを分解すればすぐに真似ができるからです。分解してわけが分からなくても、そのまんま真似すれば、物はできてしまいます。

実際に「わけが分からずに真似しているな」ということが判るケースもあるほどです。例えば、初期の設計時に必要と思っていたけれど、製品化の段階ではいらなくなった「へこみ」のようなものまで真似されることがあります。

よくそこまで真似するなと、思われるかもしれませんが、真似するとはそういうことなのです。

意外に思うかもしれませんが、③の「特許」も真似されやすい分類に入ると思います。

でも特許を真似するためには、「物」をそっくりまねるのとは違って、ちょっと頭を使わなければなりません。技術レベルが発明者と同じ程度でなければならないからです。

①②③は、すべて独り歩きできるものです。

しかし、④⑤⑥を真似するためには、そこに人が介在しなければなりません。ですからこれらは真似しにくい分類に入ります。

④の「ノウハウ」は、それを情報化するのが難しい分野です。人から手取り足取り教わらなければ伝播しませんので真似しにくいのです。

⑤の「人の考え・能力」は、その人を引き抜かなければ手に入れることはできません。

⑥の「企業文化」は、企業買収しなければ手に入りません。例えば企業文化に特徴があるのは、一時代の本田技研工業です。この会社の独創的な企業文化はなかなか真似できませんでした。

とどのつまり、④⑤⑥をどのくらい商品に実現できるかが、真似されない商品を作り上げるコツになります。

 

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