開発と呼べるものには次の3つの種類があります。
1. 成熟商品を延命させる開発
2. 成長商品のさらなるステップアップを図る開発
3. 会社を変革させ、明日の成長を目指す開発
成熟商品を延命させる開発
成熟商品は、ある程度現場に任せておけば良いものです。
ただし、社長はそれをいつまで延命させるかを常にチェックしていなければなりません。
成熟商品といえども、一定の利益を生み出しているときには、その切り捨てのタイミングが経営のテーマになります。
この経営的な判断も、かなり勇気が要るものです。
成長商品のさらなるステップアップを目指す開発
成長商品のライフサイクルという経営判断が必要になる分野です。
この経営判断さえ誤らなければ、技術者の自由な創造性に任せ、社長はその方向性のブレがないかのチェックで足ります。
会社を変革させ、明日の成長を目指す開発
経営手腕が最も問われるのは、会社を変革させる開発です。
この場合には、開発テーマの決定、およびそれを開発した時のビジネスモデルの全てを社長が決定しなければなりません。
「開発」と言っても、企業にとってはどの種類の開発を行うかによって社長のやるべきことは異なります。
そのマネジメント方法をきちんと使い分けることによって、会社の将来が左右されるというのも過言ではないかもしれません。