あるとき、松下幸之助さんに、社員の方が質問したそうです。
社員:この変化の激しい時代に、変化に乗り遅れないためにどうしたらよいですか。
幸之助氏:変化に乗り遅れないようにすることなどできるはずがない。バスなら乗り遅れたとき、運転手に「お〜い、待ってくれ〜」と言えば停めてくれる。しかし、社会の変化に乗り遅れたとき、停めてくれと叫んでも誰も止めてくれない。
社員:それでは、社会の変化を先取りするためにはどうしたらよいですか。
幸之助氏:それも無理だ。社会の変化は、何がきっかけになるか誰も分からない。そのきっかけがどこから発生するか分からない。誰も分からないきっかけをお前だけあらかじめ知ることなど不可能だ。
社員:それでは、一体どうすればよいのでしょうか。
幸之助氏:社会の変化は、自ら提案して、自ら創り出すものだ!
さすが松下幸之助さんです。
私たちは、もっと積極的に社会に変化を提案していきましょう。
そこに独創性を発揮しましょう。